CASE 介護・福祉施設
「 難しい要望も決して“NO”と言わず、
どうすれば実現するのかを一緒に考えてくれる。
とてもありがたいです 」
食をもっと自由に、楽しく。
日々変化に富んだメニューに加え、
約20種のアラカルトも用意。
メニューが単調で変化がない、鶏肉や豆腐料理ばかりで物足りない……。かつて都会型シニア向け住宅「クラーチ溝の口」さまでは、献立のマンネリ化が課題でした。
そんな中、充実したメニュー提案に魅力を感じ、イフスコヘルスケアの食事サービスを導入。日々変化に富んだ選択メニューに加えて、約20種類のアラカルトメニューも予約なしで楽しめるようになり、入居者から好評だとか。
高橋憲一郎支配人に、導入の背景や経緯、サービス導入による効果などについてお聞きしました。
かつては単調なメニューの繰り返し
もっと“選べる楽しさ”がほしかった
介護付有料老人ホーム
クラーチ溝の口
支配人 高橋 憲一郎 様
イフスコヘルスケアのサービスを導入する前は、どのような課題がありましたか?
メニューが非常に単調でした。肉というと鶏肉ばかりだったり、豆腐料理ばかりが続いたり。たんぱく質はもちろん大切ですから、栄養摂取という面ではいいかもしれません。でも当施設には、まだ会社勤めをしている現役世代の方もおられます。果たして、そのようなメニューで満足できるのかという疑問がありました。
食をはじめ、皆さま暮らしを楽しんでおられる印象です。施設内には洗練された空間が広がり、調度品も上質で、まるでホテルのようですね。
クラーチでは、「元気なうちに、元気だからこそ移り住む」をコンセプトにしています。必要に迫られて入居するのではなく、ご自身の意思で選んで入居される方が多いんです。
皆さん、思い思いの生活を楽しんでおられますね。一日中、施設内の図書館で本を読んだり、今は難しいですが海外に年数回出かけたり。部屋にIHシステムキッチンもありますので、自炊も可能です。
でも「もう炊事から解放されたい」という方のためにも、施設としてご満足いただける食を用意しておくことは課題でした。
イフスコヘルスケアを知ったきっかけは、何だったのでしょうか?
色々な給食委託会社さんの料理を、試食して回っていたんです。ところが、味が薄くて物足りなかったり、見た目は豪華だけれど温かみに欠けたり。「これって本当に毎日食べられるかな?」というのが正直なところでした。
そんな中、イフスコさんの料理は他とは違いました。味もしっかりしているし、家庭料理のような温かみもある。そこで営業の方に連絡をとり、打ち合わせを重ねました。ありがたかったのは、選択できるメニューに加え、充実したアラカルトメニューを提案していただけたことです。
単調なメニューから脱却したいという、クラーチ溝の口様のご要望を受けての提案なのですね。
そうです。アラカルトはとにかく種類が多く、2つの選択メニューを合わせると、ずいぶんと選べる幅が広がります。これなら課題解決ができると、イフスコヘルスケアさんにお願いすることにしたんです。
スタートに際して厨房スタッフの皆さんが来てくださったのですが、皆さんとてもにこやかで好印象でした。「いらっしゃいませ」「ありがとうございます」といった声がけもハキハキして明るく、やる気やおもてなしの心を感じました。これならうまくいくと確信しましたね。
変化に富んだメニューの数々
アラカルトには、晩酌のお供も
実際に導入してみていかがでしたか?
アラカルトはもちろんですが、選択できる2つの通常メニューも変化に富んでいるので、入居者の方に喜んでいただけるようになりました。そういったお声が増えると、運営側としてはとてもうれしいですね。
例えば炊き込みごはん一つをとっても、季節を感じさせる食材が入っていたり、ユニークな具材が入っていたり、毎回工夫がすごいんです。先日も色彩豊かな炊き込みごはんが出てきて、見た目でも楽しめました。
マンネリ化しないという意味では、見た目の楽しさも重要ですよね。
色合いも美しいですし、いつも盛り付けが丁寧で感心します。入居者が大人数になればなるほど、準備に時間がかかりますから、どうしても手をかけにくくなるはず。当施設には現在240名ほどが入居されていますので、大変だと思います。
ところがイフスコヘルスケアさんの盛り付けは、手抜きが一切ありません。ふわっと高さを出してあったり、あしらいを添えてあったりと、工夫が随所に見られるのがいいなと感じています。
盛り付けが丁寧だと、食べる前から期待が高まりそうです。
食材のサイズについても、あっと驚かされます。例えば先日出てきたブリも、切り身が分厚くてビックリしました。見た目にも満足感がありますし、食べ応えもありましたね。
私たちは美味しい物を召し上がっていただきたいし、とはいえコストとの兼ね合いもある。最大限の工夫をして、これだけ立派で上質な食材を使っていただけることに感謝しています。牛肉も肉質が柔らかで、上質なものを使っていただいているのが分かります。
味付けについては、いかがでしょうか?
もちろん見た目だけではなく、味についても満足しています。一つ一つの食材に味が染みていて、しっかり味がついているので、塩分を控えていても決して薄味に感じません。先日食べたサバの味噌煮もおいしかったですね。思わずごはんが進みました。
料理のバリエーションが豊富なので、毎日食べても飽きがこず、もちろん栄養面も考慮され、しかも味つけも満足できる。こうした料理を提供していただけるのは、本当にありがたいです。
アラカルトも好評でしょうか?
麺類や丼物、洋風メニューなど約20種類ありますから、食欲や気分、予定などに合わせて召し上がっていて、ご満足いただいています。
例えば、「今日はそんなに食欲がないな」という場合は、うどんや雑炊、天ぷらそばなど、軽いもので済ませることができます。ご家族が来られたらハンバーグやパスタなど洋風メニューも自由に召し上がっていただけますし、お孫さんが来られたときのために、お子さまランチを用意していただけているのもありがたいです。
まさに、そのときどきの気分や状況に合わせて、色々な活用ができるのですね。
アラカルトは、食べられる時間帯も広いんです。だから「まだ昼食前だけどおなかがすいてしまった」という方は、先にアラカルトを食べることもできますし、病院に行っていて昼食の時間に間に合わなかったという方も、アラカルトを召し上がっていただけます。
ダイニングでは、お酒が好きな方のためにビールや日本酒、ワインなどの販売もしています。酒に合う料理として、唐揚げや枝豆、冷ややっこなどもアラカルトで提供しており、晩酌される方にとっては、毎晩の楽しみになっています。
全ては入居者のために
同じ目線に立てることが心強い
ちなみに、イフスコヘルスケアに依頼しようと思った決め手は何だったのでしょうか?
予約なしでの提供に対応していただけたことです。当施設では、入居者の方にそれぞれのペースで、その時々の気分に合わせて、食事を楽しんでいただきたいと考えています。だから事前の予約制ではなく、予約なしというスタイルにしたいという想いがありました。イフスコさんに快く希望を聞いていただき、感謝しています。
ダイニングのお食事を、お部屋で召し上がる方もおられると聞きました。
いわばホテルのルームサービスのような形式にも、イフスコヘルスケアさんにご協力いただいています。中には集団で食べる方が得意でない方もおられますので、そういった方には部屋に食事をお届けします。「今日は疲れたから部屋でゆっくりしたい」という方が、スポット的にルームサービスを頼まれるケースもあります。
食べる場所に関しても、お一人お一人に対してきめ細やかなサービスを提供されているのですね。
きめ細やかという意味では、料理長がとても頑張ってくださっていて、感謝しています。料理の質が高いのはもちろんのこと、入居者の方々に、ちょっとした声かけをしてくださっていて、配慮を感じます。
しかも、入居者の方々の好みや食欲などを把握しているので、人によってはごはんの量を多めにしたり、逆に少なめにしたり、さりげなく調整されているのです。そういった対応ができるのもイフスコヘルスケアさんの強みだし、入居者の皆さまからも高い評価をいただいています。
15年以上のお付き合いとのこと。時には失敗もあるのではないでしょうか?
人間ですから、やはり失敗はゼロではありません。例えば介護が必要な方への配膳が、少し間違うといったケースもありました。でも何かあっても、イフスコヘルスケアさんは対応が非常にスピーディーなんです。いち早く対応し、次につなげる。そのスピード感と誠意を実感することで、むしろ信頼が深まりますし、いつも感謝しています。
信頼という言葉が出てきましたが、クラーチ溝の口様にとって、イフスコヘルスケアは、どういう存在なのでしょうか?
一緒に頑張る仲間ですね。会社は違うけれど、入居者のために同じ目線に立って、一緒に働いている仲間のような感覚です。
例えば、普段ダイニングに食事に来られている方が来ないと、私たちに知らせてくれます。他にも、今日はちょっと元気がなさそうだとか、最近召し上がる量が少ないといったことも、すぐに知らせてくれるんです。そういった情報があると、具合が良くないことに早く気づけて、迅速に手を打つことができますので、とても助かっています。
これからも、どんどん良い関係になり、入居者の皆様へのサービスが向上しそうです。
イフスコヘルスケアさんには、色々と難しい要望をお伝えしてきました。でも、よほどのことがない限り“NO”と言わないのがすごいなと感じています。
例えば、予約なしでの提供、20種ものアラカルトメニュー、ルームサービスなど、どれも手がかかります。“できない理由”はたくさんあるはずなのに、決して否定から入らず、実現するにはどうすればいいかを一緒に考えていただける。これは、とてもありがたいこと。これからも仲間として、入居者のために共に頑張っていきたいと思っています。
本日は貴重なお話の数々、誠にありがとうございました。
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